私立看護大学では英語、国語、生物の3科目で受験できる学校の割合が多く、
看護専門学校では英語、国語、数学Ⅰの3科目で受験できる学校が割合多いです。
しかし学校によっては生物か数学を選択して受験できる学校がいくつかあります。
例えば大学だと、上智大学、東邦大学、順天堂大学、日本赤十字大学、北里大学、西武文理大学、東京医療保健大学等。2021年度入試からは東京医科大学も加わりました。
専門学校だと昭和大学附属(専)、八王子市立(専)等。では生物か数学Ⅰどちらで受けた方がいいのでしょうか?
結論は、できれば生物で受験しましょう。まず生物は高校1~2年間だけの内容なのに対し、数学は小学校から中学、高校I年の10年間がある意味試験範囲となっています。数学がすごく得意だという方は別ですが、高校1~2年間のみの生物で受験した方が高得点を狙いやすいです。また数学は論理的な力が必要で、一朝一夕ではなかなか身に付きません。また数学は大問形式のことが多く1番を落とすと2,3,4番と立て続けに落とすリスクもあります。
学んだ量が割とストレートに反映されやすいのが生物の方です。新宿看護アカデミーでも授業(昼間部は生基だけで週6コマ!)と暗記用の冊子「基本チェック1~4」があり、これをこなせば合格点は十分超えます。プラスαでどこまで伸びるかは本人次第ですが。。。
科目が選択できる場合は、割と生物受験の方がいいかなという、全体の傾向の話でした。
★実際は、一人ひとりの得意不得意も違いますし、大学か専門か受験校によって、学力によってベストな作戦は変わってきます。毎年、1人1人と相談して様子を見ながら決めています⇦1年を通しての方向性の話なので、とても大事。
今年は順天堂を数学で受験して合格、東京医療保健は生物選択で合格、杏林大学は2名とも生物選択で合格、昭和大学医学部附属看護専門学校は生物基礎でも、数学I Aどちらでも合格者はいました。日本大学医学部附属看護専門学校(英、数I、生基から2科目選択)も英・生基の2科目選択でも英・数Iの2科目選択でもどちらでも合格者がいました。