こんにちは、新宿看護アカデミーです。
今回は看護関連として、「臨床宗教師」について書きたいと思います。
臨床検査技師やリハビリなどは割と聞いたことあると思いますが、「臨床宗教師」なる名称は初耳の方もいると思います。
臨床宗教師とは公共空間での心のケアを提供する専門職(宗教者)です。
具体的には
①病院でターミナル期(終末期)における死の不安を抱える患者、家族に耳を傾け、寄り添い、精神的な苦痛を緩和する。
②被災地では自治会、保健師、社会福祉士といった方々と連携しながら身内を亡くされた方の心のケアを行う。
③高齢者の方が福祉施設や在宅で充実した日々を送れるようにお手伝いをする。
などです。
又、臨床宗教師は欧米の「チャプレン」に対応した言葉で、仏教、キリスト教、神道などの宗派を超えて、苦悩や悲嘆を抱える方に寄り添う活動をしています。
そして、東北大学をはじめとし龍谷大、武蔵野大学などがけん引して民間資格への制度化も進めているようです。