こんにちは、新宿看護アカデミーです。
看護医療系学校の受験では試験科目に数学がある学校がありますね。特に専門学校では多くの学校で数学Ⅰまたは数学Ⅰ・Aが必要な学校があります。
範囲としては高校1年生の内容で主に2次関数、3角比がメインとなっています。(他、絶対値やデータの分析もありますね。)さて、実際の入試の場合、この範囲以外からは出題されることはないのでしょうか?結論からいいますと、あります。
一例をあげると食塩水の濃度の問題(もちろん砂糖水でも同じです)などです。これは毎年必ず出ている専門学校もあります。他、速さ/時間/距離の問題もありますね。ではなぜ出るのでしょうか?それは高校の数学Ⅰや数学I・Aは中学校で習った数学の基礎の上に成り立っているからです。中学校の数学(たとえばピタゴラスの定理)の上に高校の数学(たとえば余弦定理)もあります。ですので中学校の数学の範囲と思われる問題も出す学校もあります。
では中学校の数学からすべての範囲を復習していかなければならないかというとそうでもなくて、だいたいその中で出る範囲、種類は決まっていますのでそこだけを重点的に押さえておけばよいかと思います。そしてメインはもちろん高校の数学ⅠやⅠ・Aです。
※学校によっては試験科目が「数学Ⅰ、Ⅰ・A」ではなく「基礎数学」という表記の学校もありますが、実質的には「数学Ⅰ、Ⅰ・A」と思っていただいて大丈夫です。「基礎数学」という表現にしたのは、いちおう中学校の範囲も試験範囲だよという配慮で書かれています。